よくある「あの問題」を、ビーコンで解決してみた!
前回は弊社のProfilePassportを使って簡単に位置情報ゲームを作りました。その後お問い合わせがいくつかありまして、ブログウォッチャーのブログもお役に立てているようです。
なによりでございます! ブロモン万歳!!
ビーコンの電波を受信したら、スマホアプリで
・モンスターを出現させる
・お宝をゲット
・特別なお便りが届く
・お給料が増えてしまう
・実際に美人ナースとの出会いが訪れる
などのように使うことが多いかと思います。(なんでやねん)
つまり、
「反応したら → ◯◯◯する」
という方式です。
世界中を探し回りますね、ビーコンを受信するだけで給料が増えるなら。そして出会った美人ナースに「もう働かなくていいよ。僕の給料明細を見てごらん!」などと言ってアピールするんです。すると彼女はこう応えるんです
「私は仕事が好きなの。ごめんなさい。」
って。知ってます。僕の人生はいつもこんな感じです。
話を戻しましょう。ここでProfilePassportのSDKリファレンスをちょっと見てみます。
こちらはBeaconListenerというクラス(プログラム部品)のListenerメソッド(何かあったら教えてくれるところ)です。
「進入」という言葉の他に、「離脱」という言葉も見えます。
ここでいう進入は、ビーコン電波の届くエリアに入ったらという意味です。
離脱というのは逆に、ビーコンのエリアから出たらという意味になります。
つまり、ProfilePassportのSDKでは、
「ビーコンエリアから離脱したら → ◯◯◯する」
という方式も、簡単に扱うことができるのです!
ビーコンエリアからの離脱を活用
ビーコンエリアから離脱したら、
・モンスターがいなくなる
・お宝や特別なお便りが消えてしまう
・給料が減って、美人ナースが見向きもしなくなる
でしょうか。悲しすぎますね。これはダメな使い方です。もっと上手に使わないといけません。
離脱・・・、 離脱・・・、 離脱・・・・・・・・・・・・・・・ハッ!
ちょっとイカした使い方を思いつきました。実際にアプリを作ってみようと思います。
ビーコンを設置する場所は、ココです!
そう。なかなか離脱してくれなくて、いつも我慢する羽目になるんです。あそこでいつもくつろいでるアイツを離脱させる!そんなアプリを俺は作ります!!
このあたりでしょうか。個室にビーコンを設置します。これで準備は万端です!
仕組みはこうです。
【通常の個室使用の場合】
個室に入る → ビーコンエリア進入 → ◯◯◯ → ビーコンエリア離脱
この間5〜10分程度でしょうか。長くてもこのくらいですよね普通。
【通常とは異なる個室使用の場合】
個室に入る → ビーコンエリア進入 → ◯◯◯ → ・・・・・・出てこない!
ここでひとつ注意が必要なのは、出てこないのは人、というところです。ひょっとしたら人じゃない場合もあるかもしれませんが、ここでは人ということにしておきます。
つまり、ビーコンエリアに進入して一定時間が経っているのに、ビーコンエリアから離脱しない。そんなときに警告をすればいいんですね。
前回の記事で作成したアプリ(ビーコンを検知したらモンスターゲットだぜ!)にさらなる改造を加えました。 では早速試してみようと思います。
スマホを持って個室に入ると・・・
ブロモンが現れた!
ちなみに弊社ではブロモンを10匹集めるとランチが1食無料になります(ウソです
多くの社員が個室にブロモンをつかまえに来れば、監視効果も上がるかもですね。
さらに個室に長居をすると、 スマホが振動を始めました!!
ブロモンを乱獲してることになってる!! こうやって警告されてしまうという寸法です。
さらなる厳しい対応策
しかしこんな警告、表示されても無視してしまえば意味がないのでは? そう、善意だけで世の中回ればどれだけ楽でしょうね本当。
弊社には警告を無視するようなひどい社員はいません(きっと)が、さらなる厳しい対応策をとることもできるでしょう。
例えば、メールや業務で使っている連絡ツールなどに投稿してしまう、という方法もあります。Slackというチャットツールに自動投稿されるとこんな感じになるでしょうか。
監視委員会の権力はなかなかのものです。社長であっても逆らうことはできないでしょう。
これで、急な個室利用に困ることもなくなり、快適に仕事ができるようになりました。
いつもくつろいでいたアイツはというと、個室をあまり利用できなくなったせいか、お尻を壊して病院に行ってしまったそうです(笑) でもそこで看護してくれたナースが美人だったそうで、ホクホク顔で帰ってきました。くそー